はじめに
子育てをしていると、つい子どもの結果に目が向いてしまいます。
テストで良い点を取れた。
運動会で活躍した。
習い事で賞をもらった。
もちろん、それらは素晴らしいことです。
でも、最近ふと思うことがあります。
子どもの心に残るのは、成功そのものではなく、
「その時、誰と喜びを分かち合ったか」
なのではないだろうか、と。
私は3人の子どもを育てていますが、子どもたちの話を聞いていると、その出来事そのものよりも、「誰が見てくれたか」「誰が喜んでくれたか」をよく覚えているように感じます。
子どもの成長は、まるで写真のようなものかもしれません。
今日はそんな気づきについてお話ししたいと思います。
子どもの成長は「写真」に似ている
写真を見返す時、私たちは何を見るでしょうか。
もちろん景色も見ます。
でも実際には、
「あの時みんなで笑ったよね」
「この後こんな話をしたよね」
そんな思い出を一緒に思い出していることが多いのではないでしょうか。
子どもの成長も同じだと思うのです。
逆上がりができた。
自転車に乗れた。
100点を取れた。
それらの出来事だけでなく、
「お母さんが一緒に喜んでくれた」
「お父さんが拍手してくれた」
そんな景色ごと記憶に残っている。
だから成長とは、結果だけではなく、その瞬間に共有した感情も含めて積み重なっていくものなのだと思います。
子どもが本当に求めているもの
親はつい、
「もっと頑張ってほしい」
「次はもっとできるはず」
と思ってしまいます。
私自身もそうです。
でも子どもが求めているのは、評価よりも共感なのかもしれません。
例えば、
「100点取ったよ!」
と報告された時。
つい
「次も頑張ろうね」
と言いたくなることがあります。
でも子どもが聞きたいのは、
「すごいね!」
「頑張ったね!」
「一緒に嬉しいよ!」
そんな言葉なのではないでしょうか。
結果への評価ではなく、自分の喜びを共有してもらえること。
それが子どもの安心感につながるのだと思います。
アドラー心理学が教えてくれること
アドラー心理学では、
「勇気づけ」
という考え方があります。
勇気づけとは、単に褒めることではありません。
「あなたには価値がある」
「あなたは仲間だ」
というメッセージを伝えることです。
子どもが挑戦できるのは、自分の価値を信じられるから。
失敗しても立ち上がれるのは、自分を応援してくれる人がいるから。
つまり、
成功が自信を作るのではなく、
安心できる人間関係が自信を育てる。
という考え方です。
だからこそ、
一緒に喜んでもらえた経験は、子どもの勇気の土台になるのだと思います。
我が家で感じた小さな出来事
ある日、子どもが学校から帰ってきて言いました。
「今日ね、先生に褒められた!」
嬉しそうな顔でした。
私は
「それは嬉しいね!」
と返しました。
すると子どもは、
「お父さんも嬉しい?」
と聞いてきました。
その言葉にハッとしました。
子どもは褒められた事実以上に、
その喜びを共有したかったのです。
大人でもそうですよね。
嬉しいことがあった時、
誰かに話したくなる。
そして一緒に喜んでもらえると、嬉しさが何倍にもなる。
子どもも同じなのだと思います。
子どもの自己肯定感を育てる関わり方
自己肯定感というと、
褒めることばかりが注目されます。
でも本当に大切なのは、
結果ではなく気持ちに寄り添うこと。
例えば、
「頑張ったね」
「楽しそうだったね」
「嬉しかったね」
そんな声かけです。
親が感情を共有してくれることで、
子どもは
「自分の気持ちは大切にされている」
と感じます。
その積み重ねが、
自己肯定感や安心感を育てていくのだと思います。
子育てで大切にしたいこと
子育てをしていると、
どうしても結果を追いかけたくなります。
勉強。
習い事。
スポーツ。
でも振り返った時、
子どもが覚えているのは、
順位や点数ではなく、
一緒に笑ったことかもしれません。
一緒に悔しがったことかもしれません。
一緒に喜んだことかもしれません。
その経験が、
親子の絆になり、
子どもの心の支えになっていくのだと思います。
まとめ
子どもの成長は、写真のようなものです。
できた瞬間も大切。
でも本当に心に残るのは、
誰と笑ったか。
誰と喜んだか。
その景色ごとの記憶です。
だから私は、
子どもの成功を評価するだけではなく、
その瞬間を一緒に喜べる親でいたいと思います。
子どもは成功したことより、
「一緒に喜んでもらえた経験」
を覚えているのかもしれません。
今日も子どもの小さな「できた!」を見つけたら、ぜひ一緒に喜んでみませんか。
その笑顔は、きっと未来の宝物になるはずです。


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