子どもに「もっと頑張ってほしい」と思うことはありませんか?
子育てをしていると、
「もう少し勉強してほしいな」
「最後まで頑張ってほしいな」
「やればできるのに」
と思うことがあります。
私自身、3人の子どもを育てる中で何度も感じてきました。
親としては子どもの可能性を信じているからこそ、つい背中を押したくなるものです。
でも最近、子どもたちの様子を見ていて感じることがあります。
子どもの頑張る力は、無理に引き出すものではなく、自分の中から育っていくものなのではないか。
そんなことを考えるようになりました。
子どもの頑張る力は「種」のようなもの
私は子どもの頑張る力を、種に例えることがあります。
種は土に植えたからといって、翌日に芽を出すわけではありません。
毎日少しずつ水を吸い、
太陽の光を浴び、
土の中で準備を続けています。
そして準備が整った時、自分の力で芽を出します。
親ができるのは、
- 水をあげること
- 日当たりを整えること
- 成長しやすい環境をつくること
です。
無理に芽を引っ張ることはできません。
むしろ引っ張れば傷ついてしまいます。
子どものやる気や頑張る力も同じなのかもしれません。
「やらされる」より「やってみたい」が強い
子どもがなかなか宿題を始めない。
そんな経験は多くの家庭にあると思います。
我が家でもよくあります。
ところが不思議なことに、好きなことになると別人のように集中します。
サッカー。
ゲーム。
工作。
絵を描くこと。
親が何も言わなくても夢中になります。
これは「やらされている」からではありません。
「やってみたい」という気持ちがあるからです。
人は本来、自分で選んだことに対して大きなエネルギーを発揮します。
子どもも同じです。
だからこそ、親は無理に頑張らせるより、
「どうしたら興味を持てるかな?」
「どうしたら楽しく取り組めるかな?」
という視点を持つことが大切なのかもしれません。
認められる経験が頑張る力を育てる
子どもが挑戦した時、
結果ばかりを見てしまうことがあります。
100点を取れたか。
試合に勝てたか。
一番になれたか。
もちろん結果も大切です。
しかし、子どもの心を育てるのは結果だけではありません。
例えば、
「最後までやったね」
「難しかったのに挑戦したね」
「頑張って練習したね」
そんな言葉をかけられると、子どもは嬉しそうな顔をします。
認められる経験は、
「自分はやればできるかもしれない」
という感覚につながります。
その積み重ねが、次の挑戦への勇気になるのです。
安心できる家庭が挑戦する力を育てる
アドラー心理学には「勇気づけ」という考え方があります。
勇気づけとは、
結果ではなく存在や過程を認めることです。
失敗しても責められない。
うまくいかなくても受け入れてもらえる。
そんな安心感があると、人は挑戦しやすくなります。
考えてみれば、大人も同じです。
失敗を笑われる職場より、
挑戦を応援してくれる職場の方が頑張れます。
子どもも同じなのです。
家庭が安心基地になることで、
子どもは外の世界へ挑戦する勇気を持てるようになります。
親は「信じて待つ」という役割もある
子育てをしていると、どうしても焦ります。
周りの子と比べてしまうこともあります。
「もう少し頑張ってほしい」
「もっとできるはずなのに」
そう思うこともあります。
でも種には、それぞれ芽を出すタイミングがあります。
昨日まで動かなかった子が、
今日突然やる気を見せることもあります。
親ができるのは、
「この子なら大丈夫」
と信じること。
そして芽が出る環境を整えながら待つことです。
これは簡単なようで、とても難しいことかもしれません。
それでも子どもを信じる姿勢は、子ども自身の自己信頼につながっていくのだと思います。
まとめ|子どもの頑張る力は親が育てるものではなく、育つ環境をつくるもの
子どもの頑張る力は、種のようなものです。
無理に引っ張っても伸びません。
でも、
- 楽しい
- 認めてもらえる
- 安心できる
そんな環境があると、ある日自分から芽を出します。
子どもの頑張る力は、
「やらされる」より、
「やってみたい」
から生まれるのかもしれません。
今日も子どもの中では、小さな種が少しずつ育っています。
親にできるのは、その種が安心して芽を出せる場所をつくること。
それが子どもの未来につながる、大切な子育てなのかもしれません。


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