子どもは、分かってもらえた経験で心が育つのかもしれない|安心できる家庭が子どもの土台になる理由

子育ての気づき・日常

はじめに

子どもの心って、植物みたいなんです🌱

植物を育てる時、水や肥料を与えます。

栄養も必要ですし、日光も欠かせません。

でも、それらが十分にあっても、土が固かったり、根を張れなかったりすると、なかなか大きく育つことはできません。

子どもも同じなのかもしれません。

勉強や習い事。
挑戦する経験。
成功体験。

もちろん大切です。

でも、その前に必要なのは、安心して根を張れる場所ではないでしょうか。

私は3人の子どもを育てる中で、子どもの成長を見ながらそう感じるようになりました。

今回は「子どもは分かってもらえた経験で心が育つのかもしれない」というテーマについて考えてみたいと思います。


子どもが本当に求めているもの

親は子どもが困っている姿を見ると、何とかしてあげたくなります。

例えば、

「友達とケンカした」

「テストで失敗した」

「サッカーでミスをした」

そんな話を聞くと、

「こうしたらいいよ」

「次は頑張ろう」

「気にしなくて大丈夫」

とアドバイスしたくなります。

もちろん、それも親の愛情です。

しかし、子どもが本当に求めているのは、解決策ではなく「共感」の場合があります。

「そうだったんだね」

「それは悔しかったね」

「嫌な気持ちになったね」

こうした言葉をかけてもらうことで、子どもは安心します。

大人でも同じですよね。

仕事で失敗した時や人間関係で悩んだ時、すぐに正論を言われるより、

「それは大変だったね」

と言ってもらえる方が救われることがあります。

子どもも同じ人間です。

まずは気持ちを受け止めてもらいたいのです。


「話を聞く」と「分かってもらう」は違う

親として、

「ちゃんと話は聞いているつもりなのに」

と思うことがあります。

私もあります。

しかし、話を聞くことと、分かってもらえたと感じることは少し違います。

例えば子どもが、

「今日学校行きたくなかった」

と言った時。

親としては理由を知りたくなります。

「なんで?」

「何があったの?」

と質問攻めになってしまうことがあります。

でも子どもからすると、

まずは

「そうだったんだね」

の一言が欲しかっただけかもしれません。

子どもが安心できる会話とは、

尋問ではなく対話です。

正解を探すよりも、気持ちを受け止める。

その積み重ねが信頼関係につながっていきます。


安心感が挑戦する力になる

アドラー心理学では「勇気づけ」という考え方があります。

勇気づけとは、褒めることではありません。

「あなたなら大丈夫」

という信頼を伝えることです。

子どもは失敗を恐れます。

友達関係もそうですし、勉強もスポーツも同じです。

でも、失敗しても受け止めてもらえる場所があると、人は挑戦できます。

私の息子もサッカーの試合でミスをして落ち込むことがあります。

そんな時に、

「なんであんなプレーしたの?」

と言われるのと、

「悔しかったね」

と言われるのでは、心の受け取り方がまったく違います。

後者の方が、

「次は頑張ろう」

という気持ちになりやすいのです。

安心感は甘やかしではありません。

安心感は挑戦するためのエネルギーです。


家庭は子どもの安心基地

子どもにとって家庭は、世界で最初の居場所です。

学校で失敗する日もあります。

友達とうまくいかない日もあります。

頑張ったのに結果が出ない日もあります。

そんな時に、

「家に帰れば大丈夫」

と思えることは、とても大きな力になります。

親が完璧である必要はありません。

毎日ニコニコしている必要もありません。

大切なのは、

「あなたの味方だよ」

というメッセージが伝わることです。

子どもは親の言葉だけでなく、表情や態度からも安心感を受け取っています。

だからこそ、

「おかえり」

「今日も頑張ったね」

「話してくれてありがとう」

そんな何気ない言葉が大切なのだと思います。


分かってもらえた経験が自己肯定感を育てる

自己肯定感というと、

「自分を好きになること」

と思われがちです。

でも実際には、

「自分は大切な存在だと思えること」

ではないでしょうか。

その感覚はどこから生まれるのでしょう。

私は、

「分かってもらえた経験」

から生まれる部分が大きいと思います。

自分の気持ちを受け止めてもらえた。

話を最後まで聞いてもらえた。

失敗しても見捨てられなかった。

そんな経験の積み重ねが、

「自分は大切にされている」

という感覚につながります。

そしてその感覚が、

自己肯定感の土台になっていくのです。


親も完璧じゃなくていい

ここまで読むと、

「もっとちゃんと話を聞かなきゃ」

と思う方もいるかもしれません。

でも大丈夫です。

親だって人間です。

忙しい日もあります。

余裕がない日もあります。

イライラしてしまう日もあります。

私も何度もあります。

大切なのは100点を目指すことではありません。

時々立ち止まって、

「さっきはごめんね」

「もう一回話を聞かせて」

と言えることです。

親子関係は毎日の積み重ねです。

完璧な親よりも、修復できる親の方が子どもに安心感を与えることがあります。


まとめ

子どもの心は植物みたいなものです🌱

水や肥料も大切です。

勉強も習い事も大切です。

でも、その前に必要なのは、安心して根を張れる土。

「分かってるよ」

「話してくれてありがとう」

「あなたの味方だよ」

そんな言葉が、子どもの心の土を豊かにしていきます。

子どもは、分かってもらえた経験で心が育つのかもしれません。

今日も子どもの話を全部解決できなくても大丈夫。

まずは耳を傾けること。

まずは気持ちを受け止めること。

その小さな積み重ねが、子どもの未来を支える大きな根っこになっていくのだと思います🌱

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