2年前の短冊が、今日叶った
長男(小4)が、クロールで25メートルを泳ぎきりました。
報告を受けたとき、思わず「やったね!」と言いながら、
なんかじわっときてしまいました。
思い返せば2年前のこと。
家族で市民プールに行った七夕の日、
長男が短冊にこう書いていました。
「およげるようになりたい」
ひらがなで、一生懸命書いたあの短冊。
あの願いが2年後に叶った今日、
「子どもの目標を持つ力」と
「続けることで変わっていくこと」の意味を
改めて感じています。
この記事では、アドラー心理学の視点から
子どもの「目標」と「継続」が
成長にどうつながるかを考えます。
「泳げるようになりたい」と書いた日のこと
2年前の七夕の短冊
2年前、家族で市民プールに行った七夕の日のことです。
プールの入り口に七夕の笹竹が飾られていて、
子どもたちがそれぞれ短冊を書いていた。
長女(小6)が何を書いたかは覚えていませんが、
長男が「およげるようになりたい」と書いたことは
よく覚えています。
そのとき長男は、水が顔にかかるのも嫌がるくらい
水泳が苦手でした。
「泳げるようになれたらいいな」という
少し遠い願いを、ひらがなで星に向かって書いた日。
まさかその短冊が2年後に叶うとは、
そのときは誰も思っていなかったかもしれません。
半年前のスタート
きっかけは半年前でした。
長男の学校の水泳の授業が
スイミングスクールに委託されることになり、
そこから通い始めました。
最初は顔を水につけるのも嫌がっていた長男が、
コーチの指導のもと、少しずつ水に慣れていった。
バタ足、顔付け、ビート板、そしてクロール。
一つひとつのステップを、半年かけて積み重ねてきました。
25メートルを泳ぎきった日
そして今日、長男がクロールで25メートルを泳ぎきりました。
「泳げた!」と報告してきた長男の声に、
「よかったね!」と答えながら、
2年前の短冊が頭に浮かんできました。
あのひらがなの短冊が、
今日この瞬間につながっていたんだと。
アドラー心理学が教える「目標と継続」の力
「目的論」で見る子どもの行動
アドラー心理学は「目的論」の心理学です。
「なぜそうなったか(原因)」ではなく、
「何のためにそうするか(目的)」で人の行動を捉えます。
長男が半年間水泳を続けられたのは、
「学校の授業だから(原因)」だけではなく、
「泳げるようになりたい(目的)」という
自分の中にある願いがあったからだと思います。
目的が内側にあるとき、
人は困難があっても続けていける力が育ちます。
「小さな一歩の積み重ね」が変化を生む
アドラー心理学では、
「大きな変化は小さな一歩の連続から生まれる」という視点があります。
顔を水につける→バタ足できる→ビート板で進める→クロールで泳げる。
長男の半年間は、まさにこの積み重ねでした。
「泳げるようになりたい」という大きな願いを、
「今日はここまでできた」という小さな達成の連続で
近づいていった6ヶ月間です。
「勇気づけ」が継続を支える
アドラーの「勇気づけ」は、
「続けていこうとする気持ちを守ること」でもあります。
「なんでまだ泳げないの」「もっと頑張れ」ではなく、
「少しずつ上手くなってるね」「今日もやったね」という言葉が、
子どもの「続けよう」という気持ちを育てます。
スイミングスクールのコーチの関わり方も、
まさにこの勇気づけだったのではないかと思っています。
3児パパが感じた「願いが叶う瞬間」の重さ
「短冊に書く」という行為の意味
七夕の短冊に「泳げるようになりたい」と書いたとき、
長男はそれが本当に叶うとは思っていなかったかもしれない。
でも「願う」という行為には、
「そうなりたい自分」を言葉にするという力があります。
言葉にすることで、漠然とした「いつかできたらいいな」が、
「自分がなりたいもの」として少し輪郭を持ち始める。
その輪郭が、行動のきっかけになっていくことがあります。
2年という時間が教えてくれたこと
短冊を書いてから25メートル泳げるようになるまで、
2年かかりました。
その間に、プールへの苦手意識、
スイミングスクールを始めるきっかけ、
半年間の積み重ねがありました。
「願いは短期間で叶うものではない」ということを、
長男が体で教えてくれた気がします。
でも同時に、「願い続けていれば叶う瞬間が来る」ということも。
「見守ること」が親にできる最大の関わり
この半年間、私は水泳について
ほとんど口を出しませんでした。
「今日どうだった?」と聞いて、
「少し泳げた」「今日は難しかった」を
ただ聞いていた。
「もっと頑張れ」でも「なんで泳げないの」でもなく、
ただそこにいて、続けることを見守る。
それが親にできる最大の関わりだったのかもしれません。
「子どもの願いを育てる」ための3つの視点
視点1:願いを「言葉にする機会」を大切にする
七夕の短冊のような、願いを言葉にする機会を
日常の中に作ることが大切です。
「どんな自分になりたい?」
「次は何をやってみたい?」
こういう問いかけが、子どもが自分の目標を
言語化する練習になります。
視点2:「小さな達成」を一緒に喜ぶ
「25メートル泳げた」という大きな達成だけでなく、
「今日は顔をつけられた」「少し遠くまで泳げた」という
小さな一歩を一緒に喜ぶ。
アドラーの勇気づけは、
こういう小さな変化への反応から生まれます。
視点3:「続けていること自体」を認める
結果が出なくても、続けていること自体に価値があります。
「今日も行ったんだね」
「半年間続けてきたんだね」
この言葉が、子どもの「続けよう」という気持ちの
土台を作っていきます。
願いは、続けることで叶っていく
「およげるようになりたい」
2年前にひらがなで書いた短冊が、
今日、クロール25メートルという形で叶いました。
アドラーが言う「目的を持つこと」と
「小さな一歩を続けること」の力を、
長男が体で教えてくれた半年間でした。
子どもの願いを、そっと受け取りながら、
叶う瞬間を一緒に待てる親でいたい。
今日はそう思えた、とても嬉しい一日でした。
次の短冊が楽しみです。🎋


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