ゲーム時間は「画面の向こうの友達との時間」でもある|アドラー心理学×3児パパが考える子どものゲームと共同体感覚

「○○くん、今日は何時まで?」という一言 子どものゲーム時間、やっぱり気になります。 長くなってくると「そろそろやめたら?」と 言いたくなる気持ちが出てくる。 でも、長男(小4)がオンラインゲームをしながら 「○○くん、今日は何時まで?」と相談している場面を見て、 少し見方が変わりました。 「ゲームの時間」は、「画面を見ている時間」だけじゃない。 「画面の向こうにいる友達との時間」でもある。 子育ての気づき・日常

「○○くん、今日は何時まで?」という一言

子どものゲーム時間、やっぱり気になります。

長くなってくると「そろそろやめたら?」と
言いたくなる気持ちが出てくる。

でも、長男(小4)がオンラインゲームをしながら
「○○くん、今日は何時まで?」と相談している場面を見て、
少し見方が変わりました。

「ゲームの時間」は、「画面を見ている時間」だけじゃない。

「画面の向こうにいる友達との時間」でもある。

この記事では、アドラー心理学の「共同体感覚」という視点から、
子どものゲーム時間の新しい見方と、
親としての関わり方を考えます。


「ゲーム時間=画面時間」という見方だけでは見えないもの

学校が始まると、遊べる時間は思った以上に少ない

学校が始まると、子どもの自由時間は
思いのほか限られています。

下校して、宿題をして、習い事がある日もある。

夕飯の時間も考えると、
「自由に遊べる時間」は1〜2時間程度のことが多い。

「ゲームを長くやっている」と感じても、
実際に遊べる時間がそもそも短いことに
気づくことがあります。

オンラインゲームの「向こう側」に友達がいる

現代の子どものゲームの特徴のひとつは、
「友達と一緒にオンラインで遊ぶ」スタイルが増えていること。

画面の前に一人で座っているように見えても、
その画面の向こうには友達がいる。

「○○くん、今日は何時まで?」という相談は、
友達の予定を気にかけている言葉でもあります。

「ゲームをしている時間」と
「友達とつながっている時間」が
重なっていることがあります。

「何をしているか」より「誰と何をしているか」で見る

「画面を何時間見ているか」という量の見方だけでなく、
「画面の向こうで誰と何をしているか」という質の見方も
大切かもしれません。

「一人で画面を見続けている」のと、
「友達と一緒にゲームをしながら会話している」のは、
同じ「ゲーム時間」でも、少し意味が違います。


アドラー心理学が教える「共同体感覚」とオンラインゲーム

「つながっている」感覚はオンラインでも育まれる

アドラー心理学の「共同体感覚」——
「自分はつながっている、ここにいていい」という感覚——は、
リアルな場所だけで育まれるわけではありません。

オンラインゲームの向こうで友達と一緒に遊んでいる体験も、
「つながっている」という感覚を育てます。

「今日も○○くんと遊べた」という体験が、
友達との共同体感覚を深めていくことがあります。

「課題の分離」でゲーム時間を考える

アドラーの「課題の分離」の視点では、
「どれくらいゲームをするか」は、
最終的には子ども自身が学んでいく課題でもあります。

親の課題は、
「健康や生活リズムに影響しない範囲のルールを作ること」と
「そのルールの中で子どもが判断できる環境を整えること」。

「ゲームはダメ」ではなく、
「この時間まで、というルールを一緒に決める」という関わり方が、
課題の分離を踏まえた親の役割です。

「ゲームを通じた友達関係」を尊重する視点

「友達と一緒にゲームをしている時間」は、
友達関係を育てている時間でもあります。

「一緒に遊んで楽しかった」という共同体験が、
リアルでの友達関係をより深くすることがある。

「ゲーム=悪い時間」という見方ではなく、
「友達とのつながりの一形態」として受け取ることで、
ゲーム時間の意味が少し変わってきます。


「○○くん、今日は何時まで?」という言葉が教えてくれたこと

相手の都合を気にかけている

「○○くん、今日は何時まで?」という長男の言葉には、
「友達の都合を気にかける」という姿勢が入っています。

「自分が遊びたいだけ遊ぶ」ではなく、
「友達の予定に合わせながら遊ぶ」。

この感覚は、人間関係の中で育っていく
「相手を思いやる力」のひとつでもあります。

「一緒に遊ぶ」ことへの意識

オンラインゲームを「一緒に遊ぶ」として捉えているということは、
「ゲームが楽しいから一人でやりたい」より、
「友達と一緒にやるから楽しい」という意識が育っている証拠かもしれない。

これは、「共同体感覚」の観点からも
豊かな発達の一形態です。

「ゲームが終わったあと」の会話が友達関係を深める

オンラインゲームをした翌日、
「昨日のあの場面、すごかったね」という会話が
学校で生まれることがあります。

ゲームの体験が、リアルの友達関係の話題になり、
つながりをより深めていく。

「ゲームの時間」と「友達との関係」は、
切り離せないものになっていることがあります。


「ゲーム時間」との付き合い方:親として大切にしていること

ルールは「禁止」より「一緒に決める」

「ゲームは1時間まで」というルールを親が一方的に決めるより、
「どのくらいならいいと思う?」と子どもと一緒に決める。

自分で決めたルールの方が、
子ども自身が守ろうとする動機が生まれやすい。

「何時まで」より「何をしたら終わり」

「6時まで」という時間管理より、
「宿題が終わってから」「夕飯の前まで」という
「何かを基準にした終わり方」の方が、
子どもが自分でコントロールしやすいことがあります。

「誰と遊んでいるか」を聞いてみる

「ゲームやめなさい」の前に、
「今日、誰と遊んでいるの?」と聞いてみる。

「○○くんと遊んでる!」という答えが返ってきたとき、
「そうか、友達と一緒なのか」と受け取れる。

ゲーム時間を「友達との時間」として
一部受け取ることができると、
関わり方が少し変わってきます。

「画面の向こう」に何があるかを知っておく

子どもがどんなゲームをしているか、
どんな友達と遊んでいるかを、
ある程度知っておく。

「何をしているのかわからない」という不安より、
「こういうことをして遊んでいるんだ」という理解が、
ゲーム時間への見方を変えてくれます。


「画面の向こう」を少し見てあげる

ゲーム時間を考えるとき、
「画面を見ている時間」という見方だけでなく、
「画面の向こうにいる友達との時間」も含めて見てあげたい。

「○○くん、今日は何時まで?」という相談をしながら
友達と遊んでいる長男の姿に、
「ゲーム=悪い時間」という見方を
少し手放すことができた気がします。

アドラーが言う「共同体感覚」——
「つながっている」という感覚——は、
画面の向こうでも育まれています。

もちろん時間のルールは大切。
でもその中に、友達とのつながりが詰まっていることを
忘れずにいたいと思っています。


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