Mrs.GREEN APPLE、UNISON SQUARE GARDEN、アンパンマンが同じ部屋で流れた夜
先日、家族でカラオケに行ってきました。
長女(小6)が選んだのは、Mrs. GREEN APPLEの「青と夏」。
長男(小4)が選んだのは、UNISON SQUARE GARDENの「カオスが極まる」。
次女(小2)が選んだのは、「アンパンマンのマーチ」。
同じカラオケルームで、この3曲が流れた夜でした。
好きな曲はまるでバラバラ。
でも、マイクを握ったときの3人の顔は、全部同じでした。
なんか楽しそうな、満足そうな、「今この瞬間が好き」みたいな顔。
その顔を見ながら、「これが一番嬉しいな」と思いました。
この記事では、アドラー心理学の視点から
「それぞれの好きが違う家族」の豊かさと、
その「好き」がどうつながりをつくるかを考えます。
3人の「好き」の背景にあるもの
長女と「青と夏」
長女が「青と夏」を選んだのには理由がありました。
運動会や林間学校でかかっていた曲で、
「この曲を聴くと、あの夏を思い出す」と言いながら歌っていた。
単に好きな曲というだけでなく、
自分の大切な思い出と結びついている曲。
音楽が「その時間の記憶」を呼び起こすことがありますが、
長女にとって「青と夏」はまさにそういう曲なんだと思います。
小6という、少しずつ自分の世界が広がっていく年齢に、
自分の思い出と結びついた曲を持っていること。
それがなんか、いいなと思いました。
長男と「カオスが極まる」
長男が選んだUNISON SQUARE GARDENの「カオスが極まる」は、
アニメ「ブルーロック」の主題歌。
難しい曲なのに、ちゃんと歌えていた。
好きなものは自然と覚えるんだな、と(笑)
「ブルーロックが好き」→「主題歌が好き」→「USGが好き」という
連鎖で広がっていく趣味の世界。
何かを好きになることが、次の「好き」につながっていく。
その広がり方が子どもらしくて、面白いと思いました。
次女と「アンパンマンのマーチ」
次女(小2)が全力で「アンパンマンのマーチ」を歌う姿を見て、
家族全員でつられて笑いました。
「何の迷いもなくアンパンマン」という次女の潔さが、
なんかすごく良かった。
周りの雰囲気とか、お姉ちゃんや兄の選曲とか、
そういうのを一切気にせず「好きな曲」を選べる次女。
その自由さが、次女らしくて愛しかった。
アドラー心理学が教える「それぞれの好き」の意味
「共同体感覚」は違いを超えてつながる
アドラー心理学の「共同体感覚」は、
「自分はここにいていい」「一緒にいて心地いい」という感覚です。
この感覚は、全員が同じものを好きである必要はありません。
Mrs.GREEN APPLEとUNISON SQUARE GARDENとアンパンマン。
好きな曲がバラバラでも、
誰かが歌っているときに全員で聴いて、
拍手したり、笑ったり、つられて口ずさんだりする。
その「一緒にいる時間」そのものが、共同体感覚を育てます。
「同じ趣味を持つこと」より、
「違う趣味を一緒に楽しめること」の方が、
家族の豊かさにつながるかもしれません。
「個性の尊重」が子どもの自己肯定感になる
アドラー心理学では、
「ありのままのあなたを受け入れる」という姿勢が
子どもの自己肯定感の土台になると考えます。
「なんでアンパンマンなの」「もっとかっこいい曲にしなよ」ではなく、
次女が「アンパンマンのマーチ」を選んだことを
全員で受け入れて笑った。
その「どれでもいいよ」という家族の空気が、
次女に「自分の好きでいていい」という安心感を届けます。
「好きなものがある」こと自体が力になる
アドラーは「目的を持つこと」が人を動かすと考えます。
長女が「青と夏」を好きなのには理由がある。
長男が「カオスが極まる」を覚えているのは好きだから。
次女がアンパンマンを全力で歌うのは、それが好きだから。
「好きなものがある」とき、子どもはエネルギーを持っています。
そのエネルギーが、日常の色々な場面に広がっていきます。
3児パパが感じた「バラバラだからいい」家族のかたち
「好きな曲の理由」を聞くと子どもが見える
カラオケで子どもが曲を選ぶとき、
その「なぜその曲か」を聞くと、子どもの世界が見えてきます。
長女の「運動会で流れてた」という言葉から、
あの夏の思い出が透けて見える。
長男の「ブルーロックの曲だから」という言葉から、
今一番夢中なものが伝わってくる。
日常の会話の中では聞けないことが、
カラオケという場所で自然に出てくることがある。
「なんでその曲好きなの?」は、
子どもを知るための良い問いかけです。
「全員がつられて笑った瞬間」が家族の宝
次女がアンパンマンを歌い出した瞬間、
全員がつられて笑った。
長女も、長男も、私も妻も、全員同時に。
この瞬間が、なんかすごく好きです。
「笑いの共有」は、共同体感覚が高まる瞬間のひとつです。
同じタイミングで同じことを笑えること。
それが家族の絆をつくっていく。
「また行こう」と帰り道に全員が言ったのは、
この笑いがあったからだと思います。
「好きが違う」を面白がれる家族でいたい
これから3人はどんどん趣味が変わり、
好みも広がっていくと思います。
「お父さんの好きな曲、古くない?」と言われる日も
きっと来る(笑)
でも、好きが違っても、
それを笑いながら一緒に楽しめる家族でいたい。
その土台が、今日のカラオケにある気がしています。
「家族それぞれの好き」を楽しむための3つの視点
視点1:子どもの「好き」の理由を聞く
「なんでその曲好きなの?」「それって何で知ったの?」と
聞いてみる。
その答えの中に、今の子どもの世界が詰まっています。
視点2:「違う好き」を否定せず一緒に乗っかる
アンパンマンでも、マニアックなアニソンでも、
「それいいね」と一緒に楽しむ姿勢が、
子どもに「自分の好きを大切にしていい」というメッセージを届けます。
視点3:「全員で笑える瞬間」を大切に受け取る
誰かが何かをやって全員が笑った瞬間。
その笑いをちゃんと受け取る。
「今の面白かったね」と言葉にするだけで、
その瞬間が家族の記憶に残っていきます。
まとめ:バラバラだからこそ、面白い
Mrs.GREEN APPLE、UNISON SQUARE GARDEN、アンパンマン。
同じカラオケルームで流れた3曲は、
3人の「今」をそのまま表していた気がします。
好きな曲は違っても、
楽しそうな顔は全員おんなじ。
その顔が見られたから、
今日は最高の一日でした。


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