「寂しいけど嬉しい」が子育ての本音だった|祖父母との時間が増えた3児パパが感じたこととアドラー心理学の共同体感覚

夕暮れの家族散歩と子育ての本音 子育ての気づき・日常

息子のサッカーで変わった家族の時間

こんにちは、おだんごさんです🍡

うちには3人の子どもがいます。小6の長女、小4の長男、小2の次女。今回は、その3人の関係から気づいた「子育てのある感情」についての話です。

小4の息子がサッカーを本格的に始めてから、土日はほぼサッカー一色になりました。試合、練習、遠征……気づけばぼくも妻も、週末の多くを息子への付き添いに使うようになっていました。

そうなると、必然的に娘たちと一緒にいる時間が減ります。「ごめんね、今日もサッカー行くから」と言うたびに、なんとなく申し訳ない気持ちがありました。

でも、そこで助けてくれたのが祖父母の存在でした。

娘たちとじぃじばぁばの時間が自然と増えていった

最初は「ちょっとだけ見ていてもらえる?」という感じでした。でも気づけば、娘たちがじぃじばぁばと一緒に出かけることが「当たり前」の週末になっていました。

買い物に連れていってもらったり、ちょっとしたランチに行ったり。帰ってきた娘たちは「じぃじにこれ買ってもらった!」「ばぁばとここ行ってきた!」と嬉しそうに話してくれます。

思いがけず「特別な時間」になっていた

親としての正直な気持ちは、最初「寂しい」でした。一緒に行けない自分、楽しそうな娘たち、嬉しそうなじぃじばぁば……その光景を見ながら、複雑な気持ちになっていました。

でも娘たちの顔を見ていると、これは「仕方なく祖父母に預けられた時間」ではなく、娘たちにとっての「特別な時間」になっているんだと気づきました。親と一緒ではできないことを、祖父母と一緒に経験している。それがキラキラした顔になって戻ってきている。

アドラー心理学「共同体感覚」と祖父母の役割

アドラー心理学には、「共同体感覚」という重要な概念があります。

共同体感覚とは、家族・友人・地域・社会……さまざまなつながりの中に自分の居場所を感じ、「自分はここに属している」「自分はここで必要とされている」と感じられる感覚のことです。

子どもにとって「家族以外のつながり」が持つ意味

子どもの共同体感覚を育てる上で、親との関係はもちろん大切です。でも親だけが「子どもの世界」のすべてではありません。

祖父母・先生・友達・地域の大人……「親以外の人たちとのつながり」が、子どもの共同体感覚をより豊かにしてくれます。

「自分はお父さんとお母さんにだけ大切にされているんじゃない。じぃじもばぁばも、自分のことを見ていてくれる」という感覚。それが子どもの心の安全地帯を広げてくれます。

「親がいなくても安心できる」という経験

特に小さいうちは、「親がいないと不安」という状態になりがちです。でも祖父母との外出経験を重ねることで、「お父さんとお母さんがいなくても、大丈夫」という感覚が少しずつ育っていきます。

これは「親への依存が薄れる」という意味ではなく、「自分を支えてくれる存在が増えていく」という意味での成長です。親への信頼は変わらないまま、世界が少し広がっていく。

親以外の大人が子どもに与えてくれるもの

祖父母と過ごす時間が子どもに与えてくれるものを、元保育士としての視点も交えながら考えてみます。

①違う「当たり前」に触れる経験

親と祖父母では、価値観も生き方も違います。「うちでは当たり前」と思っていたことが、祖父母の家では違ったり、祖父母が知っている昔の話を聞いたりする中で、子どもの「当たり前」の範囲が広がっていきます。

「世の中にはいろんな大人がいて、いろんな生き方がある」ということを、言葉ではなく体験で学んでいく。これは子どもの人生観の土台になります。

②親には言えないことを話せる場所

子どもにとって「親には話しにくいこと」というのが、成長とともに少しずつ出てきます。親への遠慮、反抗、恥ずかしさ……そういうときに「親以外の信頼できる大人」がいると、子どもの気持ちの出口になってくれます。

祖父母はその候補として、とても自然な存在です。親より少し距離感があり、でも家族として信頼できる。この絶妙な立ち位置が、子どもにとって話しやすい環境になることがあります。

③ゆったりした時間の流れ

親との日常は、どうしても「やること」で埋まっています。宿題、習い事、食事の準備……「ちょっと待って」が多い日常の中で、祖父母との時間はゆったりしていることが多い。

「急かされない時間」「ただそこにいるだけでいい時間」。それが子どもにとってのほっとする場所になっていることがあります。

親としての「寂しいけど嬉しい」という気持ち

娘たちがじぃじばぁばと出かける姿を見て、最初に感じたのは「寂しさ」でした。でも今は「嬉しさ」の方が大きくなっています。

子育てには「手放す」感覚が必要

アドラー心理学では、子どもの自律を尊重することを大切にします。子どもが親の手を少しずつ離れていく過程を、「喪失」ではなく「成長」として受け取る視点です。

娘たちが祖父母と出かけられるようになったのは、娘たちが少し大きくなった証拠でもあります。そしてじぃじばぁばとの関係が深まっていることも、子どもの世界が豊かになっているということ。

寂しさを感じた自分を否定せず、それと同時に「よかったな」と思える自分もいる。その両方が本音で、それでいいんだと思っています。

じぃじばぁばにとっても、大切な時間

そして忘れてはいけないのが、祖父母側の気持ちです。孫と過ごす時間は、じぃじにとってもばぁばにとっても、きっと何にも代えがたいものがあるはずです。

親が「申し訳ない」と思いすぎなくていい。むしろ感謝を伝えながら、その時間を一緒に大切にする。それが三世代が豊かになっていく関わり方だと感じています。

子どもの周りに「大人のチーム」をつくる

今回の話をまとめます。

・息子のサッカーをきっかけに、娘たちと祖父母の時間が自然と増えた
・アドラー心理学の「共同体感覚」の観点から、祖父母との関係は子どもの心の土台になる
・「親以外の信頼できる大人」が子どもの世界を広げてくれる
・「寂しいけど嬉しい」という両方の気持ちが、子育てのリアルな感情
・子どもの周りに「大人のチーム」をつくっていく感覚が、子育てを豊かにする

じぃじとばぁばよ、いつもありがとうございます。娘たちの笑顔が、それを証明しています🍡

最後まで読んでいただきありがとうございました。

おだんごさんでした🍡

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