息子→姉→友達へ広がった「好き」の連鎖
小6の長女が最近、あるスマホのバトルゲームにハマっています。
仲の良い女の子3人と一緒に遊んでいることも多い。
面白いのが、そのゲームを知ったきっかけです。
小4の長男がサッカーの友達と遊んでいるのを見て、
「面白そう!」と思った長女がやってみたらハマった(笑)
そして今度は長女から女友達へ。
さらに学校では、同じゲームを知っている男の子とも
ゲームの話で盛り上がっているらしい。
息子→姉→女友達→男の子
一つの「好き」が、人から人へつながっていく。
この記事では、アドラー心理学の「共同体感覚」という視点から、
「好き」が人をつなぐ仕組みと、
ゲームが持つコミュニケーションの力を考えます。
「好き」は言葉より先に伝わる
「面白そう!」という表情が伝播する
「面白そう!」という気持ちは、
言葉より先に伝わることがあります。
長男がゲームをしている姿を見た長女が
「面白そう!」と感じた
「このゲーム、面白いよ。やってみて」という言葉より、
楽しそうにやっている姿そのものが、
「好き」を伝えています。
「好き」は言葉でなくても届く。
それが「好き」の伝播力です。
「やってみた」が「好き」になる
「面白そう」という印象から、
「やってみた」という一歩を踏み出した長女。
「やってみた」からこそ、「ハマった」という体験が生まれました。
「誰かの楽しそうな姿」が
「自分もやってみよう」という内発的動機を生んで、
「やってみたら自分の好きになった」という体験につながる。
この連鎖が「好き」の広がり方の基本構造です。
「好き」が届くと、今度は自分から届けたくなる
長女がゲームにハマると、
今度は自分から友達に「一緒にやろう!」と届けていった。
「受け取った好き」が「届けたい好き」になっていく。
「好き」を共有したいという気持ちは、
アドラーが言う「共同体感覚」
「一緒に楽しいを分かち合いたい」の表れです。
アドラー心理学が教える「共同体感覚」と「同じ好き」の力
「同じものが好き」が距離を縮める
アドラー心理学の「共同体感覚」
「自分はここにいていい、つながっている」は、
「同じものが好き」という共通点から
急速に育まれることがあります。
「同じゲームが好き」というだけで、
それまで話したことのなかった男の子と
話が弾むようになった
「同じ好き」が持つ、
距離を縮める力の大きさを感じます。
「ゲーム」がコミュニティをつくる
「同じゲームを知っている」という共通点が、
コミュニティを生み出します。
ゲームの話題を通じて、
それまで接点がなかった人と話せるようになる。
「ゲームが共通の言語になっている」という状態です。
スポーツや音楽が「共通の言語」になるように、
ゲームも今の子どもたちにとって
「人とつながるための共通の言語」になっています。
「共通の話題」が友達関係を深める
「同じゲームをやっている」という共通点から始まった関係が、
「あのキャラが強い」「このステージが難しい」という
具体的な会話になっていく。
具体的な話題の共有が、
関係をより深くしていきます。
「ゲームの話がある友達」が、
「より話せる友達」になっていく
この連鎖がゲームのコミュニティ形成力です。
ゲームが「遊ぶ道具」以上のものになっている
「遊ぶ道具」としてのゲーム
ゲームの一つ目の機能は、もちろん「楽しく遊ぶこと」。
バトルゲームを通じて、
達成感を得たり、
友達と一緒に盛り上がったりする体験を楽しんでいる。
「遊ぶこと」そのものの価値は、変わりません。
「コミュニケーションのきっかけ」としてのゲーム
ゲームの二つ目の機能が、
「コミュニケーションのきっかけをつくること」。
「同じゲームやってる?」という一言が、
新しい会話のきっかけになる。
「このゲーム知ってる?」が、
接点のなかった人との橋渡しになる。
「話のネタ」として、
ゲームが人と人をつなぐ機能を果たしています。
「好きの伝播」としてのゲーム
ゲームの三つ目の機能が、
「好きを人から人へ伝える媒体」であること。
息子の「楽しそう」が姉に伝わり、
姉の「一緒にやろう」が友達に広がり、
その「好き」がまた別の誰かとの会話になっていく。
ゲームが「好きの伝播」の媒体として
機能していることが、今回のエピソードから見えてきます。
「好きが広がる連鎖」を子育てに活かす
「子どもの好きを観察する」
「どんなゲームが好きか」「何が面白いと思っているか」を
観察することが、
子どもの共同体感覚の広がり方を知ることにもなります。
「このゲームを通じて、誰とつながっているのか」
「どんな話題で話しているのか」
子どもの「好き」を通じて、
子どもの人間関係が見えてきます。
「好きを届けてくれる関係」を大切にする
長男の「好き」が長女に届いた
これは兄弟の関係の豊かさでもあります。
「同じ家にいるから見えた」という
近さが生んだ「好きの伝播」でした。
家族の中で「好き」を届け合える関係が、
子どもの「好き」の世界を広げていきます。
「ゲームの話を聞いてみる」
子どもが「このゲームが面白くて」と話してきたとき、
「またゲームか」ではなく、
「どんなところが面白いの?」と聞いてみる。
「好き」について話せる人がいることが、
「好き」をより豊かにしていきます。
「話を聞いてもらえた好き」は、
「また誰かに届けたい好き」になっていく
この連鎖を、親も一緒につくれるかもしれません。
まとめ:「好き」が人から人へつながっていく
息子→姉→女友達→男の子
一つの「好き」が、人から人へつながっていった。
「ゲームは遊ぶ道具」だけでなく、
「好きを共有するコミュニケーションツール」として
機能していることを、
今回のエピソードが教えてくれました。
アドラーが言う「共同体感覚」
「つながっている、ここにいていい」は、
「同じものが好き」という共通点から
急速に育まれることがあります。
「好き」が人をつなぐ。
子どもたちが「好き」を通じて
人とつながっていく姿を、
温かく見ていたいと思っています😊🍡


コメント